エントリー条件の決定
今回のテーマは、EA(エキスパートアドバイザー)制作における「エントリー条件の決定」です。このプロセスを通じて、より効果的なトレード戦略を設計します。
目次
- 前回の振り返り
- 今回のテーマ: エントリー条件の決定
- エントリー条件(インジケータとルール)を決めよう
- 次回予告
前回の振り返り
前回は、ナンピンマーチンなどを使わず、シンプルなEAをドル円の5分足(5M)で作るという方向性を確認しました。具体的なエントリー条件については、これから論話を進める形で終了しました。
今回のテーマ: エントリー条件の決定
エントリー条件を作るには、以下の要素を考慮します。インジケーターの選定やトレンドの確認方法を決めた後、パラメータやバックテストはEAが完成してから調整する方針です。
- エントリーの基準となる指標(例: RSI、移動平均線)
- トレンドの確認方法(例: ゴールデンクロス、ATRによるボラティリティ確認)
- 各指標のパラメータ設定(例: RSIの関値、移動平均線の期間設定)
- 移動平均線(MA): トレンドの方向を把握するのに適していて、多くのトレーダーが使っているため、普遍性が高い。
- RSI(相対力指数): 相場のモメンタム(勢い)を確認でき、過熱感を把握するのに便利。
- ATR(平均真幅レンジ): ボラティリティを測定することで、値動きが小さい時の取引を避けられる。
- 移動平均線(MA)のゴールデンクロスがエントリー条件。
- RSIが50以上でモメンタムを確認。
- ATRが一定値以上でボラティリティが十分な時のみ取引。
- 移動平均線(MA)のゴールデンクロスで買いエントリー。
- 移動平均線のデッドクロスでエグジット。
次回予告
次回は、今回決定したエントリー条件を使って実際にバックテストを行い、初期結果を分析します。その上で、有効性を確認しつつ最適化の方向性を考えていきます。
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